本記事ではGoogle等の検索エンジンに上位表示することを目的とした記事執筆に必要な情報をまとめております。執筆を開始する前にお読みいただくことで基本に忠実な投稿作業が行えます。
SEOの前提知識
まずはSEOを行う前に前提となる考え方を説明いたします。
SEOとは
SEOとは「Search Engine Optimization=サーチエンジンオプティマイゼーション」の略で検索エンジン最適化を意味しています。ここでいう「検索エンジン」とは主にGoogleを指します。検索エンジンとしてはYahooも広く利用されていますが、2011年よりYahooもGoogleの検索技術を利用しているため、基本的にはSEO対策=Googleへの対策という考え方が基本とされています。
クローラーとアルゴリズム
検索結果は検索アルゴリズムと呼ばれる処理方法とGoogleのクローラー(検索ロボット)が世界中のwebサイトから得た情報をもとに検索しているユーザーの位置情報や検索履歴、年齢、性別などの条件を掛け合わせて検索順位が決まっていると言われています。しかも検索アルゴリズムは日々変更が加えられながら常に新しいものへと書き換えられています。
このような背景からSEO対策は「これさえやっておけばOK」というような正攻法は存在せず、常に基本的なルールに従って模索し続ける必要があります。また何かのSEO対策を行なってもその効果が反映されるのは次回のクローリング以降になるため効果が出るまで時間がかかるとも言われています。
「E-E-A-T」について
Googleはクローリングの中で検索評価ガイドラインとしてE-E-A-Tを2022年12月に公開しており、下記の情報を中心にサイトを評価しています。
E-E-A-Tとは
- Experience(経験=投稿者が実体験しているか?)
- Expertise(専門性=テーマの一貫性、問題解決力)
- Authoritativeness(権威性=自サイトへのリンク数、外部やSNSでの評価)
- Trustworthiness(信頼性=記事のオリジナル性、サイトのセキュリティー、運営者の開示、記載)
の頭文字を取ったもので、これらの基準を満たすことでサイトが評価されます。
特に昔から変わらないと言われる指標
前述の通り、アルゴリズムの変更が繰り返され続ける中でも常に変わらないと指標があります。
それは
- 更新頻度
- クローラーへ伝わりやすい体裁
- 読者の有益性や課題解決力、外部からの評価
の3つです。
1 記事の定期的な更新
サイトが定期的に更新されていることは最も基本的なSEOへの取り組みといえます。なぜならサイトの評価が変わる時というのはwebサイトに記事の投稿やリライトを含む更新があった時、または何かの不可抗力で流入数が増え外部からの評価が変わったりしたときだからです。
ここでいう不可抗力とは例えば自サイトと同じ業界で大きなSEO流入を集めていたサイトが閉鎖になり、玉突き現象で自サイトの順位が上がった、または過去記事の中に時事問題に関連する投稿がありニュースなどと連動して突然流入数が上がるなどのケースです。このような特別な場合を除き、放置している状態のサイト評価は現状維持、または下がっていくことはあったとしても、自然と上がっていくことはないと考えて良いでしょう。
2 クローラーが理解し体系的な記事構成
クローラーはクローリングするときにwebサイトの構造も見ているといわれています。その際、サイト全体の構造がピラミッド構造と呼ばれる上層から下層へ進むにつれて内容も抽象から具体レベルへ深まっていくコンテンツ構造がクローラーに伝わりやすく最も理想的だとされています。
これは各投稿記事においても同様で単体の記事内もピラミッド構造で執筆し、クローラーへ伝わりやすく記載しておく必要があります。またクローラーは基本的に英語で処理されているのでところどころ英語単語で表記することが推奨される場合もあります。
3 読者にとっての有益性と外部からの評価
定期的な更新やサイト構造のほかにwebサイトの有益性や外部からの評価などがあります。「具体的には自サイトのコンテンツがどの程度他の人の役に立っているか?」という部分の評価です。
ここでは検索結果に表示された際にどの程度クリックされてどれくらいサイトに滞留しているか?またどのくらいリンクを経由して他サイトと繋がりがあるか?などを見ています。
以上3つの内容はGoogleの検索エンジンにおける考え方の中でも特に変わらず重視されているポイントと言われています。特にブログでのコンテンツはこれらの点を意識して作るようにしましょう。
SEO対策をしていく場合、まずは「定期的な情報発信」が基本中の基本であり、これをせずに評価を上げる、または高評価を得続けることはほぼ不可能と考えて間違いありません。
最初は2週間〜1ヶ月に1度程度でも良いのでとにかく定期的な投稿を心掛けましょう!